学びの目

まだ暗い早朝

雲の合間にぽつんと見えるオレンジ色の星にほっとしながら

ゆっくりと歩をすすめます

ときおり頭の中をよぎるいろいろ

そばを流れる川の音や静かにたたずむ川原の草木が今ここにもどしてくれます

認知症の女性がおいでました

その方を介護している人たちはその方を名字で呼んでいました

ある日その方は突然私の苗字は○○ですと旧姓を言われました

○○旧姓○○名前ですと

認知症の方の記憶は今を忘れ、過去に戻ることがあります

成人して立派な大人になっている方もその人の記憶では小さな子供のままであったりします

なのでそれからはみなさんその方を○○さんと名前で呼ぶことにしました

それまで、少しうまくいかなかったコミュニケーションが円滑になったようです

同じように名字を呼ぶと怒る認知症の女性の方がいらっしゃいました

試しに名前でよんでみるとはいと穏やかに返事をされます

このことはネットや教科書には載っていません、実際にその人と接して学んだことです

学ぶということ

学びとはそのものから学ぶこと

本やネットの知識も必要だけど

毎日の暮らしの中で、いろいろみつめてみると学ぶことはあります

自らが体験や経験を通して学んだことは忘れることはなく

日々の暮らしの中での学びはどんどん更新されていきます

体験や経験の数だけ学びも増えてきます

日々の暮らしの中でふれるものすべてに学びの目を持ってみつめてみると

毎日が新鮮な驚きや発見であふれてきますよ

心のセラピーりとりーと(心の避難場所)

セラピスト歴22年のナラティブセラピストのホームページです。基本料金、連絡先、ナラティブセラピーの説明を掲載してあります。心をみつめて日々の気づきをブログに書いていますので、セルフケアの参考にしていただければと思います。いろいろ回っても改善されなかった方の最後の砦として利用される方が多くいます。真実はその人の言葉の中にあります。助けてほしい、そのときにご連絡ください。心は必ず救われます。

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